ギグ・エコノミー所感

今後はプログラミングができるかどうかが人生の分かれ道
http://www.news-postseven.com/archives/20170524_557901.html
大前研一さんのお話。
「これからはギグ・エコノミーなので、今後はプログラミングができた方がよい」とのこと。

恥ずかしながらギグ・エコノミーという単語を初めて知ったので調べてみた。
ギグ・エコノミー、「新たな貧困の種」を生み出しつつあるその実態:調査結果
http://wired.jp/2017/04/04/gig-economy-jobs-benefits-dangers/

NEWSポストセブンの記事では、『欧米で拡大しているネット経由の単発請負型経済「ギグ・エコノミー』と、この言葉が紹介されていたが、WIRED.JPの記事を読むところ、実際にギグ・エコノミーで働いている人は、発展途上国の人が多いようだ。
つまり、インターネットを使って、欧米諸国が途上国のフリーランサーに外注するようになった現象のことを、「ギグ・エコノミー」いうようだ。

なるかなぁ日本でギグ・エコノミー。

だって、これって言語圏が同じ人同士じゃないと通じない。
日本人がインド人に「南青山のミドル世代に訴求する化粧品についての記事を書いてください」って言っても無理でしょ。
逆に、アメリカ人から「今度ミネソタに開店するハンバーガーショップのポスターのデザインをお願いします」って頼まれても、英語の細かい表現とかわからんし、恐ろしくクオリティの低いものしか納品できないと思う。

だからまぁ、「エコノミー」と名の付くような、大がかりなことは起きないだろうなぁ。

ただ、日本国内でも賃金の低い場所で、コールセンターのようなバックオフィス業務を請け負う会社も増えてきているし、都会で企画して、田舎で現物をつくる経済が、第3次産業についても広まりつつあるとは感じている。

なんにせよ、実態は、ただの人件費の削減を目的とした動きであることが悲しい。
「ギグ」って、なんかクリエイティブな響きがある言葉なのにな。

俺は最近、創造性は会社の椅子に座ってばかりでも、一人でビーチを眺めてばかりでも生まれないのだと思うようになった。
要はバランスで、基本はソロで活動してるんだけど、バンドでもやるっていうか、そういうくっついたり、離れたりの繰り返しで、自分が更新されていくように思う。

だから、ギグ・エコノミーの実態にはがっかりだけど、ギグという概念には可能性を感じる。

お前は身体がデカいからキャッチャー、お前は足が速いからショートみたいな、個人の長所からポジションが決まって、チームが組まれていく。
日本に限らないが、20世紀型の組織では、まず会社ありきで、人は組織の型にはまるようにデザインされる。
これが「なんかつまんない」んじゃないかと、感じ始めている人が増えている気がする。

野球みたいに、バンドみたいに、マーブルヒーローズみたいに、祭りみたいに、人が働くようになったら、やっとこさ21世紀を実感できるのかもしれない、と思った。